部屋に暖房をしていてもデスクやテーブルの表面は結構冷たくて、少し作業をしているだけで手の横の部分(空手チョップとかで使う箇所)がどんどん冷えて来る。
なので、足湯のような「手湯」みたいなものがあればいいな・・せめてマウスパッドだけでも暖かくならないかな・・と以前から思っていたが、どうやら同じ思いをしている人は多かったようで、「暖かいマウスパッド」でamazonで検索すると該当する商品が山ほど出てくる。たいていは中国製のようだけど。
まあ2千円ちょっとなので、効果が無くてもダメ元か・・・とあまり期待せずに購入したのだが、これが効果抜群だった!
ヒトは本能的に暖かいところにカラダが向かう仕組みになっているようで、暖かいデスクから離れられなくなってしまった!そしてデスクに向かって手をデスクにつけていると、自然にカラダがパソコン作業をし始めてしまう・・・不思議なことに・・
また、このマットの幅が80センチもあり、幅36センチくらいのノートPCを置いても上の写真のように両側に十分なスペースがあるので、結果として「使っていない左手のほうまで暖かい」。すばらしい。
まだ買って数日しか経っていないが、すでに費用分くらいは充分回収できたかもしれない。
しかし問題もいくつか
温度調節が40℃/45℃/50℃の3種類しかない。40℃でも充分な暖かさ、というか、はっきり言うと「ちょっと熱い」。作業している間はあまり問題無いのだが、商品広告にあった下記の写真のように「デスクパッドに突っ伏して居眠り」は危険すぎると思う。間違いなく低温ヤケドになるはず。
そして最大の問題は、このマットにパソコンを直置きすると、パソコンの底面がものすごい熱さになってしまうこと。幸いトラブルには至らなかったが、熱暴走を起こしても不思議ではないくらいの熱さだ。マットにはデジタル温度表示がついているのだが、40℃で設定していても、直置きしていると「現在温度」がすぐに50℃になる。
どうやら50℃以上の表示ができないようなので本当はもっと高温のはずだ。
というわけで、ちょっとパソコンの位置が高くなるが、無理やり高床式にしてみた。
たまたま手元に(というか戸棚の中に)あったプラスチックの小さな棚のようなものをパソコンの底面に軽く貼り付けてみた(単に脚を付けるだけでも良かったような気もするが)。
これで底面が高熱を帯びることは回避できたし、意外と安定性も良く、2センチ強ほどパソコンの位置が高くなったが、作業にもあまり支障無い。
とはいえ、パソコンの底面で換気をさえぎられている部分のデスクパッドはかなりの高熱のままだ。この隙間に手を入れることで、まさに「手湯」の状態を味わえるともいえるのだが、USB式のファンでも回しておいたほうがいいのかもしれない。