ぼくは昔から「気軽に持ち運べて高倍率」のカメラが好きで(自称倍率主義者)、長年、光学40倍のCanonのSX720とかSX730とかを愛用してきた。
今もそれを捨てるつもりは毛頭無いのだが、『光学50倍、iA(intelligent auto)ズーム90倍、デジタルズーム500倍!』というPanasonicのビデオカメラがちょっと気になってはいた。
でも今のところSX730にさしたる不満は無いし、SX730でも動画は高倍率で撮影できるし、どうしたものか・・・と(ちょっとだけ)悩んでいたら、amazonで中古のV550Mが2万円くらいで出ていたので、つい衝動買いしてしまった。
というわけで、近所の亀島川で早速テスト。
新亀島橋という橋から、200mほど離れた霊岸橋のたもとにいたカルガモを撮ってみた(鳩とオオバンもちょっと映り込んでる)。動画撮影にはまったく慣れていないので激しく素人臭い動画ですみません。
IAズーム90倍
デジタルズーム500倍
「5軸ハイブリッド手ブレ補正」とかで強力な手ブレ補正機能があるとはいえ、高倍率になってくるとそれも虚しい。今回、橋の欄干に肘をついて撮ったのだが、その程度では微妙にプルプルする手ブレが大きく効いてくる。
高倍率にはガッチリした三脚が必須だなという、まずは当たり前の感想。
それはそれとして、デジタル500倍のほうは画面が超ザラザラの上、プルプル震えて見苦しので「美しさ」という点では救いようが無いが、「観察用」としては結構使えるような気がした。動画として再生すると画面が震えていてどうしようもないが、コマ送りのように見ていくことで、羽の濃淡パターンなどが視認しやすい。
解像度が上がっているわけではないので、低倍率の画面をじっくり見ても同じものが見えるはずだが、要するに虫眼鏡、老眼鏡的に見やすくなっているのだ。
小ささ・軽さも充分で(今なら)ダウンジャケットのポケットに充分収まるし、iAの90倍で倍率を収めればまあそんなに見苦しくない映像にもなりそうだし(今回のは震えていたが)、今後結構使ってしまうかも。。